第9回 無垢集成材オーダーカット編


今回は木のDIYショップでオーダーカットできる「集成材」のご紹介です。
集成材オーダーカット2

木材の種類を選び、お好きなサイズをオーダー、さらに6種類の面取り加工を選べ、角のR加工(丸みの大きさ)や穴あけ加工まで頼むことができる便利な商品です。
大きさも最大奥行き1200mm、長さ3000mmまで頼むことができるのでホームセンターでは手に入らないようなワンランク上の上質な無垢集成材を購入することができます。

今回はこの集成材を使って既存の食器棚やチェストをワンランクアップさせるDIYアレンジ方法をご紹介します。

既存の食器棚をカウンター風にアレンジ

キッチンにあった食器棚に集成材を取り付けてカウンター風にしました。コーヒーを飲んだり、軽食をつまんだり、おしゃれなカフェのようになりますよ。
アフター2加工

<オーダーカット内容>

タモ集成材 無塗装・30mm厚 900×300mm ABD辺をひょうたん面取り(R加工穴あけ加工はなし)
そのほか、木製棚受け250mmはホームセンターで購入し、ネジ、電動ドリルドライバーなども準備。

材料
面取り

1.着物箪笥をリメイクし食器棚兼カウンターとして使っていた既存の家具。スペースを活かすために今回はタモ集成材を使って、高さ違いのカウンターをつけます。
ビフォー加工

2.背板部分にカウンターを取り付けるために印をつけます。木製の棚受けを使って印付けをしますが、ポイントは棚板の厚さ30mmを考慮すること。左右2か所ずつ印をつけておきます。
作業1加工

3.印をつけたところに下穴をあけて、ネジで留めます。集成材は重いので長めのネジでしっかりと留めます。
作業2加工
作業3加工

4.集成材を乗せ、裏面からネジで留めます。この時、ひょうたん面取りした面が手前に来るようにすること、また、集成材がずれないように注意しながらネジ留めすることがポイントです。
作業4加工

5.出来上がり!とても簡単です。
完成加工

和箪笥をリビングボード風にアレンジ

リビングに置いてあった和箪笥。ちょっと殺風景だったので天板より大きめなサイズの集成材とモール材(飾り加工のある木材)を使って、オリエンタル風のチェストに変身させます!
天板アフター1
<オーダーカット内容>

タモ集成材 無塗装・30mm厚 1320×450mm BD辺を船型面取り(R加工穴あけ加工はなし)
そのほか、木製モール材1500mmはホームセンターで購入し、ネジ、電動ドリルドライバーなども準備。
天板材料
短い辺2辺を船型面取り。
天板面取り
集成材の天板を逆台形になるように置き、その長辺にモール材を合わせ印をつけます。
1.あらかじめ和箪笥の幅を図っておき、和箪笥の幅よりも左右100mmずつ長くなるように集成材をオーダーします。
和箪笥 幅1120mm
オーダー集成材 幅1320mm ※奥行きは同じ450mm
天板before

2.和箪笥の上に集成材を仮置きし、モール材を集成材にあてて切る長さを決め、集成材の船底面取りの形に合わせてのこぎりでカットします。
天板作業1天板作業2

3.モール材を、ミニビスを使って集成材の正面に5箇所留めます。ミニビスはとても細くて目立たないので細かな部分にオススメです。
天板ミニビス
天板作業3
集成材にモール材が取り付けられました。
天板作業4

4.次は塗装です。今回はマットな仕上がりにしたかったので、水性ステイン(木部着色剤)を使いました。

テーブルの天板などに使用したい場合は、塗膜を作って水分を弾く役目のある水性ウレタンニスを使用しても良いと思います。
塗料カップにビニール袋を敷いて使用すれば、残った塗料をビニールごと処分できるので後のお手入れがとても簡単です!
天板塗料
天板塗装1

5.集成材は天板の上面になる方から木目に沿って刷毛で塗ります。素早く多めに塗った後にウエス(不要布など)で余分な塗料を拭きながら延ばすと綺麗に塗れます。

集成材の切断面は塗料を吸い込みやすいので叩きながら塗っていきます。
天板塗装2天板塗装3天板塗装4

濃い目に仕上げたい場合は”乾いては塗り”を3回くらい繰り返します。仕上げにサンドペーパーで磨いて、蝋を擦り込み、出来上がりです。
天板アフター3

厚さ30mmのしっかりとした集成材なので、もちろんテレビボードとしても。
天板アフター2天板アフター4集成材は重みがあるので、和箪笥の上に置くだけでも安定します。
既存の家具を傷めずにアレンジできるのでオススメです。

集成材オーダーカット2
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TANOK (たのっく)
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