第12回 挽き板編


今回のテーマは「挽き板(ひきいた)」。

挽き板とは木材からノコギリで切り出した単板のことを言います。木目が綺麗に出るので高級建材の化粧材に使われ、反りや変形がほとんどなく使いやすい板です。

第12回バナー今回使用する、2mm厚のナラ材の挽き板です。
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無垢の木のDIYショップで購入できるものは、本来は複合フローリングの化粧材となるための材料なので木目も美しくおすすめ。手軽に本物の無垢材の風合いを楽しむことができます。

今回は、この挽き板を使って玄関扉や床をアレンジしてみました。

無垢材の風合い!挽き板で玄関ドアのリメイク

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材料:「ナラ単板 挽き板2mm厚」(950×83×2.2mm、40枚入りのうち13枚使用)、多用途接着剤、シナ合板4mm厚 800x600mm位など
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1.玄関ドアの採寸をして、ドアノブ等を外します。ドアノブ等を外す時は、取り外した順番に金具を置いておくと取り付けるときに迷わずにすみます。
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2.接着剤で挽き板を貼るので、ドア全体の汚れを拭き取っておきます。まずはドアの半分下に枠をつくるように挽き板を貼ります。接着剤が乾くまでずり落ちてくるのでマスキングテープで仮止めをしましょう。
接着剤が少ないとめくれや剥がれの原因になりますし、多いと周りにはみ出して後で塗料がのらなくなってしまうので、均一に万遍なく塗るのがポイントです。ひきいた5

3.ドアの上部も枠を作るように挽き板を貼り、枠内には4mm厚のシナ合板を貼ります。周りの挽き板よりも2mmほど厚みがあるので、段差が目立たないようにシナ合板の四辺をサンドペーパーやカンナで少し削ります。
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4.ドアの下部の中は、ナラの挽き板を縦に貼っていきます。
写真のように細い部分は、上下の幅のサイズを測りカットします。薄い板なのでカッターで切ることが出来ます。一度に切らず、何回か切れ込みをいれてカットすることがポイント。怪我に注意しましょう。
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5.接着剤が乾いたら、ドアノブを付ける穴をホールソーであけます。あとは先ほど取り外した金具を順番に取り付けていきます。ひきいた9

6.出来上がり!今回はサイド6カ所に木ブロックを、継ぎ目に細角材をつけてみました!

ナラ材は塗装すると木目が美しく引き立ちますし、蜜蝋ワックスのどの色とも相性が良いですよ。仕上げは蜜蝋ワックスで!door1

ドアを取り変えるのはお金もかかりますし、無垢材で作るのも木が反らないように注意しなければならず大変です。挽き板を使えば反りの問題も無く、材の厚みが2mmで開閉に支障もでないので細工加工せずに貼るだけでできました。接着剤が難しければ、屋外用の強力両面テープでもできますよ。

挽き板で簡単フローリングマット

味気ない洗面所のクッションフロアーシートの床を、挽き板で作った置くだけフローリングでアレンジ!厚さが2mmなのでドアの開閉を邪魔せず、無垢材のように温かく優しい質感の床にすることが出来ます。
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材料:「ナラ単板 挽き板2mm厚」(950×83×2.2mm、40枚入りのうち12枚使用)、砥の粉、アクリル絵の具(白)などひきいた床2

1.アクリル絵の具を水で溶かしたもの:砥の粉を3:1くらいで混ぜ、挽き板に刷毛で塗っていきます。ひきいた床3

2.半乾きになったら水拭きで塗料をふき取ります。砥の粉を入れたことによって木目の隙間に塗料が入り込みナラ材の美しい木目が際立ちます。
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3.乾いたら床の形状(今回は出隅とよばれる柱のでっぱりをカット)にあわせて挽き板をカットします。薄いので大型のはさみで切ることもできます。ひきいた床5

4.裏面に布テープを貼り、挽き板をつなげたら完成!裏側は出隅の位置が逆になるので並べる位置に注意です。
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置くだけフローリングは、狭い床面積であれば敷き詰めることで滑りにくくなりますが、広い所にラグマットのように一部敷く場合は、市販の滑り止めシートを挟むと良いですよ。

第12回バナー今回使用した、2mm厚のナラ材の挽き板です。
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