片づけを始める時、いきなり作業から始めていませんか?
リバウンドしてもすぐに元に戻せるようにするには、片づけ作業の前に考えることから始めます。
「よし、今度こそは片づけよう」と思って一度片づけても、気がつくといつの間にか散らかってしまう…そのせいで、「私は片づけができない」と思われていませんか?
でも、一度片づいたのであれば、片づけられないのではなく、「片づけの習慣」が身についていないだけ。出したものを戻す、自分にあった戻しやすい仕組みを考えることが大切です。
片づく習慣を作るために、「元に戻す」ができる方法を選ぶ
「片づける」本来の意味は、使った物を元の場所に戻すということ。
「今度こそこの状態を維持するぞ」と思っても、実際に、物を使い終わって元に戻す時に、「面倒」な思いがあると、どうでしょう、後回しになっていませんか?
そう、これが散らかる原因なのです。これは、戻す方法があなたに合っていないのかもしれません。
維持するコツは、部屋を片づけた時の気持ちより、元に戻す時の気持ちで収納方法を決めること。もし、元に戻すのが苦手な自分を発見したら、なるべく戻しやすいように、手間をかけず収める方法に変えていきます。
不要なものを手放すのも方法の1つ。理想に行動が追いつかない時は、元に戻しやすい方法を考えることから始めましょう。
どっちが「戻す時」ラクな方法?
これという正解はありません。物や場所によっても、戻しやすい方法は違います。実際に使った物を収める時を想像してみてください。
▶︎隠しますか?見せますか?
引き出しや扉の中に入れて隠し、スッキリ見せた方が戻しやすいですか?それとも、パッと見て行動に移せる方がラクに戻せますか?
隠すと忘れてしまう方もいます。
▶︎縦置きしますか?横置きしますか?
本や書類は縦置きにしていた方が、元に戻しやすいですか?それとも、横に平積みしていく方法が戻しやすいですか?
書類や本の位置を直感的に把握しやすい人は、パイリング法という積み上げ式の方が戻しやすいかもしれません。
▶︎たたみますか?吊るしますか?
「洋服がきちんと畳まれて並んでいた方が気持ちいい!」「ハンガーに吊るしてある方がコーディネートしやすい」
まずは、どちらの方が戻しやすいか、考えてみてください。 このように、自分にあった方法を選ぶことで、片づけが習慣になりやすいのです。
片づけられないのではなく、片づけられる方法を選ぶことで、リバウンドしてもすぐに元に戻せる部屋作りをしていきましょう。
戻す時間はどのくらい取れる?
実際にアクション数が多かったり、戻す場所が遠かったりすると、それだけ時間もかかります。毎日、片づけの時間が取れないとしたら、元に戻す時間がかかる収納だと、散らかるのは時間の問題。
「元に戻す」習慣をつけるために、「元に戻す」作業1つ1つが、どのくらい時間がかかっているかを計ってみましょう。数字に置き換えることで、「これは、毎日は無理だな」「これならできそう」「この時間帯はできないな」と気づきが出てきます。
使ってすぐに戻せるのが一番ですが、家は生活の場、元に戻せず散らかることも当然あります。ただ、実際の片づけ時間を知ると、例えば、「これは15分あれば片づく」と、量もわかってきます。どこまでをいつやるのか調整することができます。
毎日、元に戻す時間がどれだけかかっているか、意識してみてくださいね。
出した物をさっと戻せる、無垢の木の収納はこちらをご覧ください。